設立までの経過報告
第1回会合
日時 2008年4月25日(金) 午後1時30分~
場所 かがわ総合リハビリセンター2階 第1研修室
○自己紹介
○権利条約に関する国連と日本国の動き
○障害者の権利に関する条約における日本政府署名に伴う政府仮訳に関する意見として日本障害フオーラム(JDF)が見解を発表
○千葉県の障害のある人もない人も共に暮らしやすい条例成立までの長<て暑い日~差別とは何かを考える~ 野沢和弘(毎日新聞タ刊編集部長)の手記を紹介
第2回会合
日時 平成20年5月23日(金) 1時30分~3時30分
場所 かがわ総合リハビリセンター2階 AV会議室
○自己紹介
○各団体の問題点(差別も含めて)
○団体名称について
・香川県障害者福祉ネットワーク
・障害者の差別禁止法を推進する香川県連合会
・香川JDF
・香川障害者差別を考える会
○規約について
○今後の活動
・何を目的に、どういった連合会にするかをもっと話し合いしなければならない。各団体に持ち帰り報告をする。お互いの団体の確認
・(参考)千葉県の団体 単位ミーティング 600回
・その会で出た問題点を全体で協議していく
・各団体の問題点を提示してもらって、全体で話し合う
・日頃の活動を話していくことによって、相互間の理解につながる
○各団体に調査票を送る
・発足年月、会員数、現状報告、自立支援法においての問題点、など
第3回会合
日時 平成20年6月26日(日) 1時30分~3時30分
場所 かがわ総合リハビリセンター2階 第2研修室
○全国で問題になっている事柄について
・通院移送費について
・ろうあ者の人権について(聞こえないことは自己責任?)
・五輪開催中における差別
○アンケート調査にご協力を
・アンケート依頼文
・アンケート調査票
○各団体の問題提起
・見えない障害を理解してもらえない
・二次障害で苦しんでいる人が多い
・手話通訳は団体派遣してもらえないので、他市町での会合が出来づらくなった
・あらゆる、個人参加の集会など、聞こえないのでは参加した意味が無い。個人的に要約筆記を依頼している
・泊まりのヘルパー事情についての問題点
・ヘルパー制度の充実(十分な介護支給量を要望中)
・言語障害のある方が通院、治療をする際に、医師との十分な意思疎通ができない場合があり、不便を生じる(進行性ですか?と聞かれる)
・動作に時間がかかって、周りの人に迷惑がられたり怒られたりした
・公共交通機関を利用した際に、混雑時の利用を迷惑がられた
・駐車場でのさまざまな問題点 身障者駐車マークの正しい理解とマークの統一
・差別という扱いはなかったが、二次障害に不安を抱く
・各市町の会合に当事者団体の参加を認めてもらいたい
・グループホームを作る際に、周辺住民の反対を受けて断念した。障害者への偏見・差別がまだまだ大きいと感じた
・各市町村でのサービスに差があるので統一してほしい
第4回会合
日時 平成20年7月24日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター2階 第2研修室
○全国の動き
・2008年5月31日に日本障害者協議会(JD)が、障害者の自立支援法について「障害者自立支援法の利用料免除等の申請を支援する特別決議(案)を提出しました
・日本障害者協議会(JD)は、6月16日、福田首相に対して、社会保障費の2,200億円の抑制問題に対して、撤回を求める緊急要望を出した。また、自民、民主など各政党に対し、同様の要望を提出した
・7月15日に第35回社会保障審議会障害者部会が開催され、関係団体10団体からヒアリングと委員からの質疑がありました
○この会の名称について
・障害者の差別を考える会
・障害者の人権を考える会
・障害者の差別禁止法を推進する香川県連合会
・香川障害者差別を考える会
・障害を持つ人も持たない人も共に住みやすい社会を推進する会
○設立趣意書(案)について
○10月12日(日)福祉オンブズ香川で学習会を予定(10月11日に変更になる)
・午前中 講話 午後 シンポジウムを予定
第5回会合
日時 平成20年8月28日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター 第2研修室
○全国の動き
・厚労省に提出する障害者自立支援法見直しにむけたグループホーム等に関する要望書(案)
・自動車運転免許取得についての状況
問題は、一般の自動車教習所で、手話通訳などの受け入れ態勢ができていない。法律改正後、香川県の聴覚障害の方で、今現在一人受けられた。(個別指導のもとで) 聴覚障害に対するバリアがなくなったわけではない。
○設立趣意書を作成し確認
○人権講演会
・各団体の代表にパネラーになってもらいたい。団体の問題点や、実態を10分~15分話してほしい。(7団体)
・手話通訳の手配
・要約筆記の手配
・カンパ箱の設置
○各団体での問題点
・自立支援法自体が問題。施設での単価が低くなった。土・日の週末を自宅へ帰省のため、1ヶ月に8日間、留守とみなされる
・本来のニーズではなく、経営のために、土曜朝(発)の日曜夜(着)という形をとっているところもある。入所の方がヘルパーを利用すると、障害区分を5→2に下げられる
・地域によっての優遇制度の違い
・年金生活だけで生活している人が増えてきた
・はり、灸などの仕事の請願者が多くて、視覚障害者の方が追いやられてしまい仕事が減る
・資料(情報)の収集が難しい。点字という壁が大きい
・SPコード(読み上げ機械のようなもの)8万円ぐらい。視覚障害者センターにある。日常生活用具で購入できる(1割負担)
・コミュニケーションの障害
・各市町の格差が大きい。個人での社会参加が困難
・居住地と職場が別の場合、手話通訳の派遣が無理であるため、行動を制限されてしまう
・ヘルパー派遣を受けようにも、ヘルパーとのコミュニケーションがとれない。(家事援助での意思疎通ができない)
・ディサービスを利用してもコミュニケーションが出来ないため、楽しめない。手話通訳派遣は自立支援法導入後、半減した。(制限が大きすぎる)行政は予算以内に収めようとしている。
第6回会合
日時 平成20年9月25日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター2階 第2研修室
○全国の動き
・JDF(日本障害フォーラム)定期的に政府と意見交換会を実施している
・来年6月に、5年後の障害者基本法の見直しが予定されています
・自立支援法の3年後見直しを来年に控えて、社会保障審議会、障害者部会が
今年4月から月2回のペースで開催されています
・9月7日~9日に全国アドボケータ養成講座が大阪国際障害者交流センターで
開催されました。(資料添付)
・全身性障害の方のヘルパーの不足
○各団体の加入について
○人権講演会について
○あなたの声で
・団体の会員に困ったこと、嫌なこと、多くの意見をあげてほしい
第7回会合
日時 平成20年10月16日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター 第2研修室
○講演会&シンポジウムの報告
・90名近くの参加者
・要約筆記と手話の方がついてくれたので、わかりやすく助かりました
・今後、香川ハーネスへの呼びかけをする予定
・カンパ箱のお金を今後の活動(香川フォーラム)にあてる
○参加した方の感想
・各団体の開けた声が聞けてよかった
・今までに経験したことない差別があった
・資料が残らず配布できてよかった
・差別を通して、人と人とのつながりやモラル、常に弱者の立場でいるという事を考えた1日でした。
・もう少し準備に時間をかけられたらよかった、という反省
・権利条約の話がわかりやすかった
・知らない部分が多いなという意識を感じた
・講演の時間が2時間で少なかったように思う
・1日講義でもよかった
・それぞれの団体の声を次のステップにつなげるようにしたい
・各団体がまとまって、大きな力となり行政に働きかけたい
・合理的配慮という言葉を考えた
・都会と地方のギャップに悩まされていましたが、香川県で今回このような
会を開けたのは福祉オンブズの力の賜物です
・東さんの講演がよかった
・嫌なこと、困ったことがあっても、差別禁止の法律が無いために、裁判になっても負けてしまう。そういうことのないよう、皆さんの意見が反映するような条約が必要
・また権利条約の講演を聞きたい
○規約(案)について
・基本は団体で構成されているので、個人の場合は賛助会員にしてはどうか
・国連の権利条約を作ってくれたら、県レベルでの条例の必要性が薄い
・千葉県での条例が、現在生かされているかどうかが疑問
・実際に条例の中に苦情受付委員会のようなものが働いている
・フォーラムに望むことは、差別の声をふまえて、各団体の要求・要望を出してもらい、そのためにも条例が必要
・(目的)第3条と(事業)第4条を整理した方がいい
・条例を作るのは行政であって我々ではない。条例作りに向けての活動をする
・規約に関して、まとめた文章を事務局に送ってほしい
・正会員・・・障害者団体と定めない
○障害者の差別に関するアンケートについて
・アンケート用紙を作成して、各団体に送る
・年齢、障害種別の記載はあったほうが集計したとき参考になる
第8回会合
日時 平成20年11月27日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター内 記念会館(短期宿泊所東側)
○全国の動き
・「障害者自立支援法いらない」新法求め6千人がデモ
・ワンステップスロープ付きバスについて
・JDFセミナーについて
○香川障害フォーラム規約について
・例会で承認し本日から施行する
・アンケート調査について
第9回会合
日時 平成20年12月18日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター内 記念会館(短期宿泊所東側)
○全国の動き
・生活保護問題対策全国会議・東京集会が開催障害者の基礎年金の引き上げ案
・優生思想に基づく「産科医療補償制度」に抗議する障害当事者全国連合 「産科医療補償制度」の撤回に関する交渉申入れ書
・共同声明 私たちは医療観察法の廃止を求めます
・障害者自立支援法改正案、通常国会提出へ
○アンケート調査
・差別禁止条例の参考にしたい
・今後の運動に役立てたい
・締め切り 3月末
○役員の件(案)
○今後の活動
・年1回(10月頃)、各市町に要望書を提出している
・自立支援法で不具合がある件に関しては、受け入れてもらえない
・小さい団体が要望を出しても、あまり聞いてもらえないので、障害フォーラムが一つの団体として要望活動をする
必要な署名運動もまとめて集める
・この団体を社会に認めてもらう。フォーラムの団体を県民や行政にアピールする
・それぞれの団体で、事例などが出たときにこの会で協議したらよいにではないか
・たくさんの会の集まりによって、署名運動ができる
・この時期、要望書を中央には提出するが、次回は県にも提出してみようと思う
・各地域での署名運動
・行政によって地域格差が大きい(特に医療問題)
・予算時期に要望書を出す 10月末には決まるので、9月中に提出するほうがいい(フォーラムとして出す)
・縦のつながりも大事ですが、この団体での横のつながりも大事だと思う。
・教育の要望書を市に提出した・・議会で検討
・地域福祉を充実させる
・不便な思いをする子どもたちを減らして欲しい。
・いろんな分野に対しての働きかけが香川県は弱い
第10回会合
日時 平成21年1月22日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター内 記念会館(短期宿泊所東側)
○全国の動き
・基金事業で、全額が補助対象に
・厚労省交渉&集会決定!ご参加ください!
・わたしたちのまちの条例を考える学習会
~すべての人が「住みなれたまちで安心して暮らしたい」~
NPO法人ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海
○役員について
○今後の活動
・4月末の総会 代表が決まらないのでは現段階では難しい
・本部とのつながりを取るために、DPIに加盟してはどうか
・崔さんが権利条約での窓口
・福祉オンブズ香川がDPIに加盟してはどうか(会に提案する予定)
○総会について
・総会・・・代表決定以後、会場・日時をきめる
5月31日(日)予定 他の団体にも確認してOKなら決定します
場所の候補
市民文化センター・県福祉センター・市福祉会館
第11回会合
日時 平成21年2月26日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター内 記念会館(短期宿泊所東側)
○全国の動き
・障害者の権利条約:差別禁じる条例を制定目指す集会が熊本市の熊本学園大学であった。障害がある人やその家族11人が「差別体験」を発表し、条例の必要性を訴えた
・障害者の福祉サービス利用、所得に応じ負担へ……与党合意、今国会に提出
・障害者の権利条約:差別禁じる条例を制定目指す集会が、熊本市の熊本学園大学であった。障害がある人やその家族11人が「差別体験」を発表し、条例の必要性を訴えた
○インクルーシブ教育について勉強会
○役員について(決定)
○設立総会&講演会について
・日 時 5月31日(日) PM13:00~16:30
・場 所 高松市民文化センター 講堂
・日 程 13:00~ 総会 休憩15分くらい
14:00~ 講演
15:30~ 質疑応答
・大会宣言(アピール文)を読み上げる
・来賓者 議員、行政、人権関係団体
・要約筆記、手話を依頼する
第12回会合
日時 平成21年3月26日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター内 記念会館(短期宿泊所東側)
○全国の動き
・政府が法案を国会に提出
・上部団体JDFも国と交渉中
・障害者団体としては、差別禁止法を作ってくれないと変わりない
・国会議員への働きかけ
・4月からの介護保険の改定について
○大会の名称について
・香川障害フォーラム設立大会
第1部 総会
第2部 講演会
・呼びかけ団体について
第13回会合
日時 平成21年4月23日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター内 記念会館(短期宿泊所東側)
○全国の動き
・政府が法案を国会に提出
・上部団体JDFも国と交渉中
○ 設立大会について
第14回会合
日時 平成21年5月21日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター内 記念会館(短期宿泊所東側)
○全国の動き
・全国大行動4月行動政党シンポジウム&ロビーイング報告
○香川障害フォーラムの加入について
○香川障害フォーラム設立大会について
・チラシの配布について
・案内状送付について
・報道関係について
・呼び掛け団体について
・当日の役割分担について
・当日のパンフについて
第15回会合
日時 平成21年6月25日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター内 記念会館(短期宿泊所東側)
○全国の動き
・障害者基本法・・・権利条約にのっとった障害者基本法に改正されなければ批准を遅らす。
基本法に差別禁止条例を作ることを明記する。
・自立支援法・・・・権利条約の合理的配慮にそぐわない。
福祉施設・作業所の賃金がILOの見解と異なるので労働
基準法や最低賃金法が適用できない。
○設立大会の反省
・ろうあ者から座る位置により「手話が見えなかった」という苦情があった。
・アンケート調査の呼びかけが遅かったせいか提出者が少ない
・講演内容が難しい→合理的配慮
・今後、連合体は必要
・生の声を国に呼びかけてほしい。
・自立支援法の見直し、教育の見直し
・新聞社への掲載がPRとなる
○県・市・町への要望書を各団体に提出してもらい9月議会に間に合うように香川障害フォーラムとして団体交渉・要望書などで提出する。
第16回会合
日時 平成21年7月23日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター内 記念会館(短期宿泊所東側)
○全国の動き
特になし
○団体加入
・役員何人かで香川県身障協会に加入を強く養成する
○行政に対する要望書
・要望をまとめて、提出しその回答をもらう
・特に今回受け入れてほしいのを2.3個選ぶ。
議会への陳情は8月末までに提出する
香川県知事には要望書という形
第17回会合
日時 平成21年8月27日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター福祉センター2階 第1会議室
○全国の動き
特になし
○香川県に対する要望について
以下の3つに分類して提出する。
・香川県議会に国に対する意見書を陳情する
・香川県知事に要望書を提出
・香川県教育長に要望書を提出
○衆議院選挙について
第18回会合
日時 平成21年9月27日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター福祉センター2階 第1会議室
○全国の動き
特になし
○香川県に対する要望について
・9月14日に4項目を国に対する意見書として香川県議会に陳情する
・9月30日に香川県知事に15項目、香川県教育長に10項目の要望書を提出
○障害者差別禁止条例(仮称)の運動について
・障害者差別禁止条例(仮称)の政策発表会について
○その他
・事務局費について
・2009年度高松市男女共同参画市民フェスティバルで「障害って?差別って?一緒に考えませんか!!」の分科会を持つ
第19回会合
日時 平成21年10月29日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター福祉センター2階 第2研修室
○全国の動き
特になし
○条例の運動
・高松市議会議員の植田真紀さんが、香川障害フォーラムで実施したアンケート結果や千葉県の条例をもとに概案を作成
10月30日 サンポート高松 発表
・11月22日(日)に男女参画センター第3会議室で分科会
○権利条約についての学習
第20回会合
日時 平成21年11月26日(木) 午後2時~
場所 かがわ総合リハビリセンター福祉センター2階 第2研修室
○全国の動き
・さよなら!障害者自立支援法 つくろう!私たちの新法を!
10.30 全国大フォーラムが開催される
・差別禁止法・条例学習会
JILでは、地域レベルでの差別禁止条例づくりを支援するために昨年からDPIと共同で条例プロジェクトを立ち上げました
・全国自立生活センターから差別条例学習会を開いてくださいとの要請。
講師の派遣いたします。
○香川県に対する要望に対して
11月11日に紙面にて返事
○権利条約についての学習
・11月14日(日)に、かがわ総合リハビリセンター福祉センター2階第1・2研修室において、千葉県の条例づくりについてのワークショップが福祉オンブズ香川の主催で開催された。
○香川県差別禁止条例(仮称)について、高松市議会議員・植田真紀さんより概論の説
明
設立趣意書
わが国におきまして「障害者基本法」の制定をはじめ「障害者プラン・ノーマライゼーション7ヵ年戦略」の策定、「社会福祉基礎構造改革に関わる福祉8法の改正」及び「支援費制度」の導入など重要な施策がつぎつぎと打ち出され、さらに、2004年には「障害者基本法」の基本的理念の中に障害を理由とする差別を禁止する規定が盛り込まれる改正が行われるなど、大きな前進が見られております。
しかし、車いすで自由に外出できない、手話通訳者派遣も本当に必要な時に情報保障が受けられなかったり、障害を理由に普通学校へ行けない、選挙へ行きたくても環境が整っていない等、すべての障害者が教育・雇用・就労・交通・街づくりなどの面で法律がないため、障害者の人権が侵されたり差別・虐待が相も変わらず起きています。
そんな中で、国連の権利条約に日本政府もやっと重い腰を上げ、昨年署名し、批准する準備を進めています。一方、この機会を逃せば国内法を変えることは不可能との思いで、わが国の障害者団体が連携を深め、日本障害フォーラム(JDF)を設置し、障害者側に立った条約の作成に取り組んでいます。
このような経過の中で、愛知県、岩手県など各地域でも障害者差別禁止法の制定に向けた運動が活発に取り組まれています。香川県でも、あらゆる障害者団体が結束して「障害がどんなに重くても、生まれてきて良かった。生きていて良かった」と言える実質的社会が保障されるために運動していきます。
(目 的)
県内の障害者団体等を中心に連携を図り、障害を持つ人の差別禁止と権利に係る国内法制度の実現に寄与するとともに、香川県における障害者施策と障害を持つ人の権利を推進することを目的とする。
(事 業)
① 団体間の交流を深め、それぞれの障害が抱える問題についての相互理解と共通認識を持つこと。
② 香川県の障害者施策の推進に関すること。
③ 障害をもつ人の差別禁止と権利に係る国内法制度の実現に関すること。
④ その他、目的達成のための事業推進に関すること。
私どもは、一致協力して新たな連携を図るために、ここに「香川障害フォーラム」を設立 いたします。
2008年8月28日
香川障害フォーラム
大 会 宣 言
1981年国連は「完全参加と平等」を目指す「国際障害者年」を世界に提唱し、1983年から1992年を「国連・障害者の十年」と定め、世界の国々の政府や非政府団体が連携して障害者の権利の推進に取り組みました。
しかし、各国・地域において、その目標達成にはまだ多くの課題が残されていることから2001年「障害者の権利及び尊厳を保護・促進するための」特別委員会が国連に設置され、2006年12月、「障害者の権利に関する条約」(以下「障害者権利条約」と略す。)が採択されました。2007年10月までに世界各国116ケ国が署名し、日本政府も114ケ国目として2008年9月に署名しました。
このような国際的・歴史的に築かれてきた障害者の権利を実現するために、日本国内においては、障害者団体を中心とする11団体の賛同を得て、第二次「アジア太平洋障害者の十年及びわが国の障害者施策を推進」すること、「障害をもつ人の権利を推進する」ことを目標とする「日本障害フォーラム(JDF)」が発足しました。
香川県においては、2008年4月に福祉オンブズ香川が県内の障害者団体に呼び掛け、障害を持つ人の差別禁止と権利に係る国内法制度の実現に寄与するとともに、香川県における障害者施策と障害を持つ人の権利を推進することを目的に、毎月1回会合を重ねてきました。10月には「障害って?差別って?一緒に考えませんか!!」をテーマに、障害者の権利条約と日本の課題と題して弁護士でDPI日本会議の常任委員(権利条約担当)の東俊裕氏の講演、各種団体のパネラーによるシンポジウムを開催しました。そして、日本の「障害者権利条約」批准と完全実施に向けた取り組みと、香川県における「障害者差別禁止条例」の制定に向け、障害者団体と関係者が幅広く力をあわせて活動していくことを確認し合いました。
私たちは、一致協力して新たな連携を図り、香川県内の障害をもつ人々を真に代表する連携組織としての「香川障害フォーラム」への結集を広く関係者に呼びかけます。
そして、本日ここに「香川障害フォーラム」が設立したことを宣言いたします。
2009年5月31日
香川障害フォーラム